H-FCD 高強度球状黒鉛鋳鉄
H-FCD 高強度球状黒鉛鋳鉄
    球状黒鉛鋳鉄において、組織中のCuはパーライト安定化成分であり、その量が増すに従い引張強さは増大する反面、黒鉛の球状化を阻害することも知られています。このたび特殊な溶湯処理により黒鉛球状化の阻害を抑え、黒鉛の周囲にCuを偏析させることで、鋳放し状態で、従来にない高強度で良好な伸びを有する高強度球状黒鉛鋳鉄(H−FCD)を開発致しました。
この材料を使用することで高強度化、軽量化、振動・騒音の低減が期待できるものと考えます。
弊社では高強度球状黒鉛鋳鉄の用途開発に興味のある企業様を求めています。
 
  特長
 
    高強度、耐摩耗性、高減衰能、高被削性
 
機械的性質比較
 
機械的性質比較表
※[ ]内は平均値
 
顕微鏡組織写真(×100)
 
H-FCDは、中心部と表層部において均一な組織になっています。
 
  Center Surface
FCD700
H-FCD
(FCD800)
 
銅の偏析分布
 
銅の偏析分布
 
H-FCDの実用例
 
歯車としての例
 
H-FCDの実用例
 
製造工程
 
鍛造工程の場合 鋳造工程の場合
 
熱処理工程と研削加工工程を省くことができ、コスト削減と納期短縮が可能になります。
加工時の刃物への負荷は鍛造品を加工するときと大差ありません。
 
H-FCDの機械的性質
 
引張強さ
(MPa)
伸び
(%)
硬さ
(HB)
896 4.3 277
 
繰り返し数に対する許容荷重(最大ヘルツ応力−繰り返し数曲線)
 
新しく開発されたH-FCD(高強度球状黒鉛鋳鉄)の面圧強さを歯車の接触をシミュレートした二円筒試験機を用いて他材料と比較・検討を行った結果、開発品はFCD700やSCM435と比べて格段に優れた面圧強さを有し、中硬度領域において歯車材として十分に適用可能であることがわかります。
繰り返し数に対する許容荷重(最大ヘルツ応力−繰り返し数曲線)
 
お客様のご期待、ご希望にお応えしたく、H-FCD(高強度球状黒鉛鋳鉄)の用途開発に貴重なご意見をお聞かせください。
ご興味のある企業様のご一報お待ちしております。
 

 
H-FCDに関してはこちらよりお問い合わせください。別途、弊社担当者よりご連絡させていただきます → お問合せ先
 
リンク先 → 青梅鋳造(株) http://www.ome.or.jp/kaiin/cast/index.htm
 
 
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